占いはどうして生まれたのか?
AIに生年月日を打ち込めば、数秒で鑑定文が返ってくる時代になりました。それでも聞かれていることは、以前とあまり変わっていないようです。そもそも占いとは何のために生まれたのか?というお話です。
最近巷ではAI占いが流行っているようです。
生年月日を打ち込めば、それらしい鑑定文が数秒で返ってくる。占いはずいぶん身近になりました。 けれど、そこに打ち込まれている質問はといえば、「あの人とうまくいきますか」「私の性格を鑑定してください」といった内容が多いように思います。
恋愛の相談をしたり、鑑定結果が合っているか外れているかを楽しんだりといった使い方をよく耳にします。
実際にご相談をお受けしますと、仕事や進学、家族のことなど、テーマは本当にさまざまです。 それでも「世間一般」という捉え方をしますと、恋愛の相談はやはり多いと感じます。 特に若い方のテーマは恋愛中心のようです。それだけ平和なのか、それが悪いとは言いませんが本当に人生を良くするということにおいては「でも、それだけでは…」という感じです。
そもそも占いは、何のために生まれたのか
東洋占いが誕生したのは古代中国です。
その頃は、民衆中心ではなく、皇帝中心の世の中でした。王室が栄えれば、そのおかげで民衆も生きられるという時代です。 気候は厳しく、一度川が氾濫したり、飢餓が発生すれば、何万人も死んでしまう。だからこそ、自然の動きを読む必要がありました。
そこに生まれたのが占いでした。
まずは王の命令で、自然法則を読む技術が開発されました。きちんと勉強している占い師にとっては当たり前の技法で、出来ない占い師はたいへん多いです。
生年月日は、隠すべき情報でした
やがて、中国が統一をめぐって戦乱の世になりますと、占いは兵法に応用されるようになりました。
当時の戦いは大砲も鉄砲もなく斬り合いですから、兵の数が多い国が圧倒的に有利です。その差を、占いを使って埋めようとしました。
中国では、そういう歴史があるので、要人は生年月日を明かさないことがほとんどで、明かされているのはほとんど嘘だと言われます。政敵に読まれて失脚するからです。
生年月日は、それほどの情報だったのです。
今、私たちがAIの入力欄に何の気なしに打ち込んでいるものは、かつて命がけで隠されていたものでした。
「個人の繁栄」が、「恋愛」だけといった偏りに
さて、皇帝の世が去ると、民衆中心の文化になり、占いも「個人の繁栄」にテーマが移ってきました。
その中に、当然恋愛占いも含まれるのですが、日本ではかなりそちらに偏り、 ミステリアスで不思議な魔法のようなものというイメージで扱われることも増えていきました。
しかし占いで恋愛だけをみていても、仕事だけをみていても、人間関係だけを見ていても どうしても偏りが出てしまいますし、本来の占いの活かし方にはなりません。
占いは、当てるものではなく使うもの
「相性がいい」とでて喜んだり、「当たる当たらない」で楽しむのもただの遊びとしては良いかもしれませんが それだけで満足したり、表面的に知っただけでは占いの本質は掴めません。
占いを使うことを知れば、どんな問題であれ、占いはあなたの判断の味方をしてくれるはずです。
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